肩こりと腕の酷使

肩こりと腕の酷使

肩こりというと、肩のこっている部分だけを考えてしまいがちですが、肩こりと腕の酷使には、密接な関係があります。
腕の疲労が肩周りの筋肉に負担をかけ、肩こりの原因になってしまう場合があるからです。
腕の筋肉は、手や指、肘の動きによって使われますが、日常のなかで、あまりに意識せずに使われているため、手首や腕によほどの症状がでない限り、自覚することはないかもしれません。
しかし、日常生活のなかで、手を使わない日というものはなく、毎日使っている以上、疲労は蓄積され、疲労に気付かずに放置していると、肩の筋肉に緊張をもたらし、肩こりを悪化させてしまうこともあるのです。
手や腕が疲労しやすい人というのは、そうなりやすい傾向があります。
手首の腱鞘炎やバネ指の診断を受けたことがあったり、パソコンの使用の際に、いつのまにか姿勢が悪くなっていたりする場合です。
書類の作成やパソコンなどのデスクワークを、休憩なしに集中して行うことが多い、細かい手作業や子どもを抱きかかえるなど、自分自身が手先や手首を日常的によく使っていると感じている場合もそうです。
また、肩や腕の力を抜いて腕を下にさげたとき、胸や背中に張りを感じたり、手首が硬く感じられたりする場合も注意が必要です。
特に、荷物の積み下ろしなどに腕を酷使する運送関係の方、理容師の方などをはじめ、仕事で手や腕を酷使している方などは、腕の疲労が肩こりにつながっているかもしれません。
また、長時間のパソコンの使用や台所仕事がこれにあてはまりますが、生活の中で、体よりも前方に腕が位置する時間が多い場合は、手首やひじに負担がかかることがあります。
このように日常生活のなかで、腕には疲労がたまっており、肩こりを悪化させないためにも、腕の疲労回復を心がけることは大切です。
手首や肘、腕の筋肉をのばすようなストレッチや、入浴、適度な運動などが、腕の疲労回復に有効です。
肩周りをほぐしても肩こりが改善されないときは、腕の疲労も意識し、その回復に努めるようにしてみるとよいかもしれません。