肩こりと胸郭出口症候群

肩こりと胸郭出口症候群

働き盛りの30代、40代の人の多くに共通する悩みの1つに、肩こりがあります。
肩こりは、心臓や肺といった循環器や、胃や腸といった消化器などの内臓が病気となっていることが引き起こしている肩こりもありますが、多くの人は疲労や睡眠不足、姿勢の歪みなどが原因として生じているようです。
また、それらの原因に気をつけていても、肩こりが生じてしまうこともあります。
それは、骨格的な問題があって生じる肩こりです。
骨格的な問題の1つとして、肩こりに影響があるものになで肩があります。
なで肩の人は、一般的に鎖骨と第一肋骨、斜角筋からなる隙間が狭い傾向にあり、この隙間の部分を胸郭出口といいます。
胸郭出口には、血管や神経が通っているため、胸郭出口が狭いと血管や神経を圧迫しやすくなります。
つまり、肩こりや腕のしびれなどの症状が表れます。
また、胸郭出口が狭いだけでなく、姿勢が悪くても同じような症状が表れます。
姿勢が悪いと、斜角筋が緊張してしまうためです。
胸郭出口が狭いことによって表れる症状が様々であることから、胸郭出口症候群という名前がつけられています。
なで肩や姿勢の歪み以外に、胸郭出口症候群になる他の原因としては、筋力トレーニングの過多や、トレーニング後のストレッチ不足、デスクワークで同じ姿勢をとり続けていたり、長時間パソコンを利用していたり、電話の際に受話器や携帯電話を首と肩で挟む、などの原因があります。
要するに、肩こりの他の原因と同じく、筋肉の疲労や良くない姿勢が問題となっています。
胸郭出口症候群の場合は、肩こりだけでなく手や腕にしびれが出てくるため、ただの肩こりと思わず、整形外科などの医療機関で診てもらい、出来る治療や改善策などを教えてもらうと良いでしょう。
自分でもできる予防策としては、頭をゆっくりと回して首周りと肩周りの筋肉をストレッチしたり、腕を頭の上に伸ばし、伸びをしたり、ひじをまげたまま肩をできるだけ動かすように腕を回すなどといった方法があります。
肩こりにしても胸郭出口症候群にしても、筋肉の疲労をしっかり抜くことと、姿勢を良くし、偏った負荷がかからないようにすることが大切です。