肩こりに薬物治療の必要はある?

肩こりに薬物治療の必要はある?

肩こりで悩む多くの人は、筋肉の疲労が上手く回復できないことや、姿勢の歪みから来る神経の圧迫など、物理的な問題があることがほとんどです。
そのため、その物理的な問題を解消することが、肩こりの改善につながる手助けとなります。
筋肉の疲労回復には、栄養を行き渡らせることと、休養が必要です。
栄養を行き渡らせるためには、栄養の摂取と共に血液を行き渡らせることが必要です。
そのためには、肩を温めたり、マッサージなどによって肩をほぐしてあげることが一番です。
しかし、それ以外の方法もあります。
温湿布を肩周りに張ることによって、皮膚の温度を上げてやり、毛細血管を拡張させる方法があります。
これは、温湿布にカプサイシンが含まれる場合に、効果が期待できます。
温湿布は外用薬として有名ですが、肩こりに効果が期待される薬には、様々なものがあります。
例えば、筋弛緩薬です。
筋弛緩薬は、神経や細胞膜などに作用して、緊張状態にある筋肉を弛緩させるための薬です。
強い緊張状態にある筋肉を弛緩させることで、血液の循環を良くし、肩こりの痛みを軽減させることができます。
他にも、肩こりの痛みや炎症を抑えるものとして、神経ブロック注射やホルモン注射、消炎鎮痛剤などがあります。
また、筋肉の疲労回復効果や、神経機能の調節効果があるとされるビタミンB群などを摂取するためのビタミン剤や、抗不安剤なども一種の薬物治療といえます。
これらは、肩こりを薬の力で治療する、薬物治療に用いられます。
薬物治療は痛みがひどいときや、症状が重症化している際に用いることで、大きな効果が期待できます。
しかし、その一方で多少ながら副作用があることや、ショック反応が起こるリスクも抱えています。
肩こりの原因の解決に薬物が必要な場合もありますが、多くの人はそれほど必要ではありません。
ただし、肩こりが重症化しているときに、少量の薬や一時的な利用などは有効な対策です。
医師に相談した上で、ここぞというときに利用してみると良いでしょう。