肩こりと狭心症

肩こりと狭心症

肩こりで悩んでいる人の多くは、肩周りの筋肉が疲労しており、十分に栄養を含んだ血液がしっかりと循環していないことが原因である場合がほとんどです。
寒さなどによっても、血管が収縮したり、熱を奪われるため肩周りに血液が流れにくくなります。
逆に言えば、十分に栄養を含んだ血液が循環していれば、肩こりにはなりにくいともいえます。
その血液の循環を司っているのは、心臓です。
人間の心臓は、全身の様々な臓器や器官に血液を送る役割を果たしていますが、それゆえに病気が起こりやすい臓器でもあります。
胃や腸などは、食物の摂取時や排便時などに必要な分だけ動いて、休むことも出来ますが、心臓は全身に血液を送り続けなければならないため、24時間365日働き続けなければなりません。
血液の循環が滞ると、心臓自身も機能が低下したり、病気を発症します。
心臓の病気で肩こりと関係が深い病気に、狭心症があります。
狭心症とは、冠動脈の異常などにより、一過性の心筋の虚血を起こしている状態のことで、胸の痛みや圧迫感を感じます。
この冠動脈の異常というのは、血管の異常収縮であったり、異物などによって血管が詰まりかけているといったものです。
狭心症を発症している方の中には、左肩やその周辺、胸にかけて痛みを感じたり、肩こりを感じることがあります。
特徴としては、常にそうした痛みや肩こりを感じるわけではなく、心臓が酸欠を起こしたり、血管の異常な収縮が発生した場合に、発作のように表れることがあります。
狭心症そのものも日常生活を送る上で発作が発生すると危険な状態ですが、症状が進むと心筋梗塞を発症することがほとんどです。
命に関わる病気であるため、胸部に痛みを感じたり、息苦しさや圧迫感、強い胸焼けなどのような症状が診られた場合、すぐにでも医療機関に診てもらう必要があります。
ただの肩こりで済む場合ならそれはそれで対応すれば良く、病気が原因で肩こりを引き起こしているのであれば、病気を治療することが肩こり対策です。