肩こりと腎臓病

肩こりと腎臓病

日本の国民病といえば三大がんの他、糖尿病や花粉症、腰痛などが上げられますが、近年、新たな国民病として慢性腎臓病が取り上げられるようになっています。
慢性腎臓病とは、腎臓病の1つで、腎臓の機能が低下した状態が続いている状態のことです。
日本国民の約1割近くの人が、腎機能が60%以下に低下しており、慢性腎臓病になっているとされています。
腎臓の機能が低下すると、むくみやだるさ、肩こりや疲労感などの他、尿が多くなる多尿や頻尿の症状が表れます。
ただ、腎臓機能低下が初期の頃はあまり上記のような症状が見られないため、発見が遅れがちの傾向があります。
腎臓病には色々な種類がありますが、腎臓病になる要因としては、食生活の乱れや運動不足、ストレスなどの生活習慣病の他、糖尿病や塩分の摂り過ぎなどがあります。
特に糖尿病との合併症の1つである糖尿病性腎症や、慢性腎臓病が悪化して腎不全に陥った場合などは、血液透析治療をしなければならず、健康的な生活を送ることが出来なくなります。
また、血液透析治療を長期間続けていると、特有の病気として破壊性脊椎症を発症することがあります。
破壊性脊椎症とは、骨が破壊されて頚椎がずれたり、椎体が変形したりなどにより、神経や筋肉が圧迫され、首から肩、背中にかけて痛みやハリを生じます。
病気の治療のためには仕方のない血液透析ですが、治療の影響によっても肩こりを生じることがあります。
何らかの病気が原因で、肩こりを引き起こしている場合、痛みを感じる場所や身体に表れる症状によって、ある程度その原因を絞ることができます。
ただ、自覚症状がわかりにくい病気も多く、膵臓や腎臓などは症状がかなり進行するまで普段とあまり変わらない場合もあります。
そのために、定期健康診断や精密検査などで身体に異常がないかどうかチェックすることは非常に大切です。
特に年齢を重ねるごとに、そうした症状を発症する可能性は増していきます。