肩こりと膵臓の疾患

肩こりと膵臓の疾患

人間の身体には様々な働きをする臓器がたくさんあり、それらが上手く連携して働くことで健康に生きていくことが出来ます。
そのため、何か1つの臓器が不健康な状態になると、身体の様々な部分に不調が表れることがほとんどです。
しかし、中には臓器が病気になっていても、なかなか痛みや異常が表れず、静かに進行している場合があります。
それは、臓器の細胞の中に、痛みなどの刺激や異常をを感じるための組織や神経がない部分が病気になっていたりするためです。
そうした臓器の1つに、膵臓があります。
膵臓で起こる膵臓がんや膵炎などは自覚症状がほとんどないために、自覚症状が感じられたときには既に重症であることが多く、手の施しようが無い場合もあるほどです。
膵臓は、膵液と呼ばれる消化酵素を含む液体やホルモン、インスリンなどを分泌する役割をもつとともに、消化器官として、分泌物を消化管に送り込む役割も果たしています。
この膵臓に異常が発生すると、神経が混乱して背中や腰に痛みを感じたり、肩こりのような症状を引き起こすことがあります。
ただし、先にも述べたように、膵臓が異常を起こしていることによって背中に痛みを感じたり肩こりを感じるようになった場合、症状がひどくなっていることがほとんどです。
特に膵臓がんの場合は、転移する可能性も高いため、発見が遅れることもあり他のがんに比べ生存率が低い傾向にあります。
膵臓は胃の後ろに位置しており、人間ドックなどの検査では、何か異常や問題があっても見落とされがちといわれています。
背中の痛みや肩こりだけでなく、糖尿病との関係も深いため、膵臓がんや膵炎になった家族がいる場合は、遺伝的な問題もあるため定期的に精密検査で異常がないかどうか確認することが大切です。
健康に生きていく上で、自分自身の努力も必要ですが、専門家による定期的な健康診断や精密検査を受けることで、問題の早期発見や対応が可能になることも忘れてはいけません。