血腫との関係

血腫との関係

日本人の体質や生活習慣から引き起こされる、肩こりで悩んでいる方は多いでしょう。
こりがちょっとひどいと思っても次の瞬間には忘れられるぐらいのものであったり、お風呂に入って身体をあたためたら症状がやわらいだりという程度の肩こりであれば、筋肉の疲労や緊張から来る肩こりであると考えられるため、それほど問題はないでしょう。
しかし、そうした特に心配のない肩こりもあれば、その一方で病気が原因になって引き起こされる肩こりもあるのです。
たとえば肩こりと一緒にひどい頭痛がある、頭痛がどんどんひどくなっている、食欲がなく吐き気があるといった症状が重なっている場合は、ただの肩こりで片付けることができません。
その頭痛や吐き気は肩こりによるものではなく、硬膜下血腫を原因とする症状であるかもしれません。
血種は、何らかの刺激や衝撃が原因で、体内で出血を起こして組織内に血液が貯まった状態です。
出血がそのまま続くと、血種がその内固まってしまい、組織内や血管内で栓をしてしまう、血栓が出来て、虚血や梗塞を引き起こしたり、出血からはがれた血栓が他の場所で血管を防いでしまう危険があります。
その血種が、硬膜と脳の間に形成された状態が、硬膜下血種です。
慢性の硬膜下血腫ですと発症はゆっくりであるため、症状の変化や進行に気づきにくいことが多くあります。
歩行障害や頭痛、吐き気、嘔吐などから始まり、ひどい肩こりや手足に痺れを感じるなど、進行すると意識障害が起こり、そのまま放置していると重症化してしまいます。
他にも脳への血流が滞れば、記憶障害や認知症までも引き起こされてしまいます。
血種はすぐに処置をすれば症状が改善することがほとんどですが、ただの肩こりであると思って放っておくと、大変なことになるのです。
ただの肩こりであるとして片付けて油断することは、禁物です。
肩こりで悩んでいる人は、肩こりだけでなく頭痛やめまい、吐き気などといった何らかのほかの症状があるならば、すぐに病院で診察してもらいましょう。