メニエール病との関係

メニエール病との関係

メニエール病は、比較的聞いたことのある人の多い病名ではないでしょうか。
難病であるのに「メニエール」という言葉の響きと、主訴がめまいということからか、何故かドラマチックというのかロマンチックな雰囲気さえある不思議な病名です。
とはいっても病気は病気であり、悪化すると治療が困難ということですが、実は診断も難しいものとなっています。
この病気の定義はめまい、耳鳴り、難聴、耳閉感という4つの症状が同時に起こり、症状が一旦治まってもその一連の症状は数日から数ヶ月という間隔で繰り返されるということです。
メニエール病は、内耳の内リンパ水腫を原因とする病気で、内リンパ水腫によって、前庭と蝸牛の感覚細胞が阻害されることで、めまいや耳鳴りなどといった蝸牛障害症状の発作が繰り返されるというものです。
しかしながら、めまいがあればすなわちメニエール病であるというイメージも根付いていて、厳密には定義が合っていないにもかかわらずメニエール病であると診断されることも多いのです。
さて、メニエール病という診断を受けて肩こりも併発し、鍼や整体などといった治療院を訪れる患者さんは少なくないようです。
メニエール病の症状のひとつである耳閉感は、肩こりが原因でめまいが起きて生じることもあるものです。
メニエール氏の功績は、はじめてめまいの原因のひとつとして内耳性のものがあるということを報告したことですが、メニエール病自体の原因は不明であるとされています。
そのため、原因不明のめまいにメニエール病という名前を出す医師も多いようです。
しかし、メニエール病と診断されていた人が、併発した肩こりのために整体などで施術を受けると、めまいや耳鳴りがしなくなったという人もいます。
これは、実はメニエール病ではなく、首のこりや肩こりが原因で引き起こされていたためです。
そのため、肩こりを治療することで治る場合も少なくはありません。
肩こりは、それ自体がつらい症状となるものですが、ほかの病気が隠れている可能性もあります。
つらい肩こりは、我慢して放置しない方が良いでしょう。